2013年7月17日水曜日

煩悩を打ち消す旅②

2013.6.31
日曜日。目覚まし無しで起床。
予定通りチャトチャク・ウィークエンドマーケットへ行きます。
その前にホテル最寄り駅近くの屋台で朝食。
何らかの麺。上に見えるのは調味料(ナンプラー・砂糖・唐辛子・酢)
初めて地下鉄に乗り、ウィークエンドマーケットの最寄り駅まで!
出口からすぐマーケットでした。
そしてものすごく広い。というか細かい!!!
店の脇から奥に入ると無数に店がある...!
全部見れる訳はなく、なんとなーくブラブラと歩いてみました。
売っているものはアクセサリーとか服はもちろん、お土産物やら家具やら植物やら、何でも売ってました。楽しい。
激安のワンピースとタンクトップを購入。ここで服を購入したせいで、日本で服を買えなくなりました(あまりにも高く感じる)

ところどころでアイスキャンディーを売ってたり、ココナッツアイスを売ってたり。
アイスキャンディーを売る図。氷水に浮かべた型に色水と棒を突っ込んで固まったら出来上がり。1本15円ほど
お昼ご飯はやたらと目立っていたパエリアのお店。
塩を踊りながら振り入れていたけど、半分は入らずにただ撒いてるだけ
このおじさんがパフォーマンスをしながらパエリア作っていました。
ここで1時間ほどおじさんがパエリア作るのを見ながら休憩。
実際、あんまりお腹空いてなくて全部食べれませんでした。美味しかったよ!
おそらくパエリアの作り方は覚えた。くらいずっと座ってた。

一通り見終えてから、街中に戻り念願の寺院巡り。
地下鉄が寺院近くまでは走っていないので、何らかの他の交通手段を使って近くまで行かなくてはいけません。
本当はバイクタクシーに挑戦してみたかったんだけど、声かけてみたらタクシーの方が良いと言われ断念...そもそもあんまり言葉が通じなかった。
なのでタクシーを拾おうとしたのですが、街中な事もあってなかなか拾えない...!
どうしようかなーと思っていたら、1台のトゥクトゥクが...
「どこまで行きたいんだ?」(英語)
と聞かれたので、ワット・ポーだと言うと
「ロングテイルボートに乗ると良い」
だの
「そこまで200Bで連れて行く」
だの言われて、明らかに高かったし何か怪しかったんだけど1回くらいトゥクトゥク乗りたかったのでボート乗り場まで連れて行ってもらう事に。
ここからめんどくさいことになる
乗り始めたらすぐ
「途中、お店に連れて行くと給油が1回タダになるスタンプをもらう事が出来るので一緒に行ってくれないか」
と言い始めて、あー始まった!と思ったんですが絶対に買わない自信はあったし、めんどくさかったので了承。
連れて行かれた先はオーダーメイドでスーツを作る店でした。買わんわ。
でも店員さんはすぐに諦めてくれました。

そこからボート乗り場まで。
他にも何人か観光客がいて、提示された料金が1500バーツ。日本円にして4500円!
高すぎだろ!!!

ボートには乗りたいと思っていましたが、そんなに高いなら乗らないわ!
という訳で「高すぎる!」と言って逃げてきました。(半ギレで)
何度も呼び止められたけど無視。

結局大通りでタクシー拾ってワット・ポーに到着。このタクシーのおじさんは遠回りとかする事も無く普通の人でした。 良かった。

ワット・ポーには寝転がっているビカビカの仏像があります。
良いお顔

とても長い
足の裏にも沢山絵が書いてありまして、すごく面白かったです。
そして背中側には沢山のつぼが!
つぼにコインを入れる音が響く
このつぼは108個あって、一つずつにコインを入れていって煩悩を消すらしいです。
やってきました。はじから順番にひとつずつ、ひとつずつ。
後ろの人のテンポが早くて焦らされましたが、あまり気にしないようにして入れていきました。
何でもない作業といえばそうなんだけれども、何だか少し落ち着いた気がしました。

このワット・ポーは結構広くて、この寝てる仏像以外にも色々あるのです。
回廊に並ぶ仏像。各地から持って来ているらしい

本堂?だったのだろうか。靴を脱いでお参り
そして何と!ここには敷地内にタイ古式マッサージの学校があるのです。まさに総本山。
ここでマッサージしてもらいました。
内部の写真はない
フットマッサージ30分250バーツだったかな。街中よりは高めだと思います。
けど私的にはここでやってもらう事に意義を見いだしていて、その上雲行きも怪しく雨が今にも降り出しそうだったので。気持ちよかった。

そこから念願のワット・アルン!
ほんとはこの周りにも王宮など見所はあったんですが、15:30に閉館だった。早い。
ワット・アルンまでは川を超えて向こう岸にいかなくてはいけないのです。
見にくいけれど、前の小さい船が後ろのタイヤ船を牽引している。無理があると思う。
船は対岸まで行くだけの簡単なもので、片道10円。
ディズニーランドみたい
ほんとにあっという間に着きます。
とうとう来ました!ワット・アルン。今回の旅の最大の目的。
王様の写真が街でも至る所に飾ってあります

皿を割ったようなタイルで模様が作られているのです
遠くで見るとよく分からなかったのですが、近くで見るとカラフルなタイルで装飾されていて、他の寺院とはひと味違ったものでした。
そしてこの塔、上まで登る事が出来るのですが...
上からの眺め
見よこの階段の急さ。日本じゃ絶対立ち入り禁止。ありえない角度の階段でしたほぼ垂直。本当にほぼ垂直。
写真では伝わりにくいでしょうが、地面との角度を考えてみてほしい
さすがの私でも横にある手すりを使わないと登れないくらい怖い。のぼりも怖けりゃ下りも怖い。
今までの人生の中で昇降した階段の中でNo.1の急さでした。あれ以上ってあり得るのだろうか。絶対無いと思う。
そして塔を降りた瞬間から太ももを筋肉痛にしてくれましたこの寺院は。運動直後に痛さマックスの筋肉痛になったことありますか?私は今までないです。
ただ帰国後にタイに行った事のある相方にその話をしたら「そんな事無かった」と言われました。私の太ももが弱すぎたのでしょうか?
皆さんもタイに行った暁にはぜひワット・アルンで塔を登ってください。
この人たちが塔を支えております
塔のふもとに立っていた仏像。みんながお賽銭をこの仏像の持っているつぼに投げ入れてた。私もやった。入らなかった。
三島由紀夫は「暁の寺」という題名にもある通り、小説の中で明け方の寺院の美しさを讃えています。けれど夜にライトアップされたワット・アルンもとても綺麗だそう。しかしそこまで時間をさける余裕もなく次回に繰り越し。

今旅最大の目的も果たし、次はバックパッカーの聖地と言われているカオサン通りに行きました。
歩いていくにはまた少し遠いので今度こそバイクタクシーを!と思ったのですがなかなか捕まらず...諦めてタクシーをやっとのことで拾ったのですが、乗って発進しようとした瞬間にガス欠でエンジンかからず。笑
運ちゃんが一生懸命何かのボタンを押していたのですがまだかからない。
しまいにはボタンが壊れて奥まで入ってしまったw二人で爆笑です。
ボタンの部分を取り出して基盤まで出して押すけれど、どうやってもエンジンがかからない...
降りようか?と言おうとした瞬間、近くでご飯を食べていた警察が数人近づいて来てドアをノックしてきました。
運転手にどうしたんだ?何してるんだ?メーター止めて。ID見せて。など言っているよう。
運ちゃんも色々説明してましたが、もう二人でとりあえず笑っていたので和やかムード。
そのタクシーはもう動きそうになかったので諦める事に。
警察にどこに行きたかったのか聞かれ「カオサンだ」と答えると「ちょっと遠いよねー」という話になり、すると「バイクでも良いか?」と聞かれました。
面白くなった!と思い「もちろんだ!」と喜んで言うと、さっきまで警察と一緒にご飯を食べていた人に警察が頼んでくれたよう。
ベスト着てなかったから本当にバイクタクシーの人なのか結局よく分からなかったのですが、何と!連れて行ってもらえる事に!!!
おじさんはヘルメットかぶってるけど、私の分は無い
バイタクに乗る事はもう諦めていたので、超ラッキー!!
車の間をすり抜けたりと、ディズニーのアトラクション何ぞ目ではありません!
とてもいい経験になりました。楽しかった。また乗ってみたい。

というわけでカオサン通り。
服はここが一番安かったかもしれない
噂に聞いていた20Bパッタイなど、まぁまぁ面白かったです。でもバックパッカーの聖地というよりかは観光客が多かったかな。私もですけど。

晩ご飯は一本横の道の適当な店に入りカレーを食べました。
マイルドなカレー
なついてる猫
とりあえず本日の目的は全て達成。
そこからタクシーでまたホテルまで帰る事に。ここでもまたメーター使えだのなんだのというやりとりがありましたが、今回は負ける事なくメーター使わせて帰れました。

バンコクでの最後の夜。ハングオーバー(映画。2ではバンコクが舞台になっている)みたいな事も無く、取りあえず夜を堪能しよう...とホテル近くの飲み屋へ。
チャンビールを一本頼み、タイの人には珍しく少ししっかりとした体つきの店員さん(男)と他愛も無い話をしたりして満喫。
すると後ろから
「かんぱーい!」
との声。どうやら店員さんが後ろの女の子二人に私が日本人である事を伝えたらしく、話しかけられました。そこからテーブルを移動して一緒に飲む事に。
日本語が出来る女の子(名前忘れた。仮にリリーちゃん )と英語もあんまり分からない女の子(名前忘れた。仮にマミちゃん)と色々話しました。
リリーちゃんは日本語がまぁまぁ話せて、何と日本人の彼氏がいるらしい。
2年経ったら結婚して日本に住むらしい。そして彼氏が住んでいるのが横浜だという。
「あたしも横浜!一緒じゃーん!」
と楽しく飲む食べる。写真を撮らなかったのが悔やまれるんですが、そこで生まれて初めてアヒル(か何かの鳥)のくちばしごと焼いた舌を食べました。普通の鶏肉の味だった。
あと生かにみそ。腹壊すかと思ったけど大丈夫だった。

しばらく飲んでいるとリリーちゃんが
「これからソイカウボーイに飲みに行くんだけど一緒に行かないか」
と誘ってくれました。
一応ここまで警戒心を持っていた私。実際、彼氏の話もほんとかどうか全く謎な話の内容で...
金ぶんどられたら困るから(全然持ってなかったんだけど)「金がほんとにないから行けないよ」と言ったんだけど
「私が横浜行った時は助けてもらうから、今日は私たちが出すよ!言葉も分かるからぼったくられる事もないよ!」
と言われ、実はゴーゴーバーとか行ってみたかったので
「じゃぁ行こう!」
と知らんお姉さん2人とタクシー乗ってソイカウボーイに行く事になりました。
タクシーに乗って、ちょうどその時メールしてた日本にいる友達に(何かあったら色々助けてもらおうと思って)「知らん人とタクシー乗ってこれから飲みにいく」と報告すると「チャレンジャーだなw」と返ってきました。

ソイカウボーイというのはゴーゴーバーとかオカマバーが集まった通りの名前で、着いてみると激しいネオンが...
観光客沢山
そこでまずゴーゴーバーへ。
ゴーゴーバーは女の子が舞台の上で音楽に合わせて何となく踊っていて、気に入った子がいれば呼んで横に付ける事が出来るというシステム。
お店の人に酒を奢り、自分も飲んで必要であればチップを渡す...みたいな感じ。
会計自体は明朗です。
リリーちゃんはそこで店の女の子に負ける事無く踊ってました。

次はオカマバー。
ここは手術済みの男の娘やまだ手術してない男の娘がいる店で、基本的にはゴーゴーバーと一緒。

そこで発覚した事実。
リリーちゃん、男の娘だった...!
何か首元いかついなと思ってたんですけど...やっぱりそうだったんだ。そこのお店で話を聞いてみると日本円にして5000円くらいで手術出来るらしい。本当かよ!
どおりで手術済みの男の娘が多かったんですね...

手術済みの男の娘の事をカトゥーイと言うんですが、その人たちはもう性に対してはっちゃけてます。普通に胸見せたりとかパンツめくったりする。(まぁ中身シリコンなんですけど...)
それで目の前に座っている欧米人なんか、両脇にカトゥーイはべらせてその子の胸触ったり太もも触ったり...(まぁ中身シリコンなんですけど...)
面白かったです。

そこからその店にいたリリーちゃんの友達のカトゥーイが行動をともにするように。
ディスコで軽く一杯飲んだ後、
「ゴーゴーボーイに行こう」
と言い始めました。
ゴーゴーボーイってのはゴーゴーバーの男ver.で男の子が舞台の上に立ってるんですよ...!
「バンコク 夜の遊び方」という本でしか見た事の無かった世界...!
行くしかない。
 という訳でゴーゴーボーイ通り(私の泊まっていたホテルの近く)にまたタクシーで戻りました。

お店のオカマちゃんオススメのお店に入ってみると何かのショーの最中でした。
席について一杯頼み、そのショーを見る事に。




※※※※※※※※※!!ここから伏せ字が多くなります!!※※※※※※※※※




女役のオカマ(この人はカトゥーイでは無かった)と少しマッチョな男の人がのパフォーマンス。
最初マントかぶっていた男の人が脱いで、素っ裸に!ほんとの素っ裸!
しかも●○してる...
ここでマミちゃんが舞台上にあげられて、無理矢理触らされていました。すっごい嫌そうな顔してた。笑

そして女役とマッチョが絡み始めて目の前で〇〇(もちろん穴は一つしか無いので●○○に)、そして天井にある吊り輪などを使いながらのアクロバティック○○○!ずっと繋がったまんま!
びっくりを通り過ぎて感動しました。
それでずーっとそのままの体勢で私ら客席の方に回って来てチップを結合部に挟んでもらったり...それでショーはおしまい。
何かとてつもない経験をしたような気がする...

そこからは通常営業で、白ブリーフの男の子が舞台で立ってて気に入れば隣に呼んでお話できるというもの。
呼んでもいないのに一人隣にきて、マミちゃんを挟んで肩を抱かれたり太もも触られたりしました。



バンコクってすごいなぁ。
と心の底から思いました。
この性に対する寛容さは何なんだろう。よく分からなかった。

一人旅じゃなかったら、絶対こんな経験出来てなかった。ソイカウボーイに誘われた時に少し警戒心を解いたのも結果的には良かった。
普通に観光しただけじゃ味わえないような事が沢山出来たので、何だかその夜はものすごい充実感を得て、日付が変わるくらいにホテルに戻りました。
日本の友達にも飲み歩いて無事に帰って来た事を一応報告。

途中までリリーちゃんが送ってくれて、LINEの登録をお互いにしてお別れしました。
ありがとうリリーちゃん。おごらせちゃってごめんね。
(でも最後は皆のお金が足りなくなって1500円くらい払いました。さすがに)

とうとう最後の日、午前中はツアーを頼んで水上マーケットに行きます。
午後は未定。

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